はじめに
20歳でタバコを覚え、40歳までに幾度となく禁煙にチャレンジしては失敗を繰り返して20年が経過。
タバコは「好きで吸っている」嗜好品と自分に言い聞かせて、ニコチン依存症から目を背け、タバコが値上がりするたびに「今回こそは本気だ!」と、いろいろな禁煙法に手を出しは失敗の繰り返し。
「自分はなんて意志の弱い人間なんだ・・・」と思いながら、再びタバコに火をつける。
そしてまた自己嫌悪。
禁煙できないまま月日が流れ、タバコの値上げの波、喫煙者への風当たり、痰が切れず優れない体調が続いていたある日のこと、友人に見せられた飲み会での一枚の写真をみて愕然。
“右手にお箸を持ったまま、左手に火のついたタバコ、真っ赤に血走った目で満面の笑みの酔っ払い中年おじさん”
全身から吹き出る汗、そして自分への嫌悪感が限界突破!40歳を目前に、職場での部署異動と健康目が気になっていたことも重なり、本気で禁煙をすることを決意しました。
準備するもの
この禁煙法では、全世界で1,300万部以上のベストセラーとなった「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」を使用します。私が禁煙した時は文字だけの書籍だけでしたが、現在は漫画版もあるようです。お好きな方でどうぞ!
私の禁煙成功法
これから、具体的な禁煙方法について項目ごとに説明します。各項目にはポイントや注意点も記載していますので、この流れに沿って実践してくださいね。
それでは、始めましょう!
事前準備
自分が「ニコチン依存症」だと言うことを素直に認める
禁煙では、心構えが重要です。禁煙を開始する時点で「自分は嗜好品として、タバコを吸っている。」と考えているのであれば、この方法では成功しません。
「私は、ニコチン依存症です。」素直に認めましょう!
なぜ喫煙するのか理由を明確に考える
「何となく」「家族にやめろと言われた」など、他人を理由にする動機では、失敗の原因も他人のせいにするため、ほどんど失敗します。
「健康を取り戻したい」「産まれてくる子どものために長生きしたい」「◯◯をするための費用づくり」など、自分ごととして考えた動機、理由付けが大切です。
禁煙日を決める(誕生日、年始、ゾロ目など)きっかけ作り
動機付け(理由付け)ほど重要ではありませんが、禁煙を決意したタイミングに合うようであれば、誕生日、記念日、年始、ゾロ目など、覚えやすい禁煙日を設定することが望ましいです。
誕生日、記念日、年の始め(1月1日・4月1日)、ゾロ目日(3月3日)など
私は、職場の部署異動日の4月1日にしました。
禁煙アプリをダウンロードする
アプリは、禁煙時間と節約できた金額が分わかれば何でも構いません。自分の好み合わせてダウンロードしてください。
「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」を読む
購入した「読むだけで絶対やめられる禁煙セラピー」を、逆算して禁煙開始日までに間に合うように読み進めてください。本の読み進めに7日間の設定があり、内容も簡単なのでサクサクと読み進めることができます。
本を読んでいる期間は、タバコは一切我慢せず、いつも通りに吸い続けます。その際、“どんな場面でタバコを吸っているか”、紙でもスマホでも問いませんので、メモを取っておいてください。
同居している家族やパートナーがいる方は、禁煙する事前宣告も済ませておきましょう!
自分が決めた禁煙開始30分前
タバコに関する所有物を一カ所に集めます。
- タバコ
- ライター、マッチ
- 灰皿
- タバコのお供にしていた嗜好品
- 視覚的にタバコを連想する本、ポスター等
禁煙開始10分前
最後の一本に火をつけ、一口一口集中して、ゆっくりとタバコとお別れを告げます。最後の一服を終えたら、残ったタバコと、喫煙に関する所有物をすべて処分します。
タバコは捨てる前に水道水で濡らしてバラバラにして捨ててください。
そのままゴミ箱に捨てた場合、翌朝、簡単に吸えてしまうので失敗する確率が高まります。
ズルはダメです。確実に処分してください。
0:00禁煙スタート、すぐ寝る!
禁煙開始日となった0:00から禁煙アプリをスタートし、すぐ寝ます。
起きたら無理なく禁煙、7時間達成!
実はここが一番重要なポイントです。タバコは最後の一本を吸い終えてから、大体1〜2時間後に「次のタバコが欲しい」という欲求が強くなり、ここで我慢できずに吸ってしまい、禁煙に失敗することがよくあります。
この方法では、禁煙開始時刻を就寝直前に設定し、すぐに寝ることで誰でも簡単に禁煙のスタートダッシュを切ることができます。地味な方法ではありますが、その効果は絶大です。
生活ルーティーンを変える
ここから禁煙前にレコーディングしていたメモが活躍します。自分がタバコを吸っていた状況を、メモを見て思い出してください。
- 朝起きたらすぐにいつものソファでコーヒー片手に一服
- 通勤途中にある行きつけのコンビニの駐車場で一服
- 昼食後は喫煙所で一服、
- スロットでBIG引いたら一服 など
長年の習慣で無意識に吸っていたタバコは、特定の状況下ですぐに思い出してしまいます。そのため、喫煙していた頃とは異なる生活状況を自ら作り出すように意識してください。
もし、吸いたくなったら・・・
禁煙スタートダッシュが成功しても、数時間おきにタバコを吸いたい欲求の波が現れますが、1回の波は、せいぜい1〜3分間です。次の対策で、がんばって乗り切ってください。
- 冷たい水を一気飲みする。
- スースーする歯磨き粉で歯みがきする。
- 間食(お菓子・ガム・飴など)する。
- 禁煙アプリで禁煙時間カウンターを落ち着くまで見る。
- 禁煙アプリで節約できた金額カウンターを落ち着くまで見る。
- スモーカーフェイスの写真を見る。
- 禁煙セラピーを読み返す。
- やめた理由を思い出す。
私は職場に冷蔵庫があったので、キンキンに冷えた炭酸水をよく飲んで乗り切りました。タバコの強い“キック感”が好きだった方はおすすめです!
タバコが吸いたい、 イライラする、落ち着かない、 頭痛がする、 体がだるい、眠いなどの離脱症状(禁断症状)が、禁煙開始後から1週間程度(長い人は2〜3週間)続きます。
口寂しい時の間食について私は肯定派です。一時的に体重が増えても、禁煙達成後にダイエットすればいいので。ただし、タバコと同じ動作をする禁煙パイポやニコチンなし電子タバコは、なるべく避けた方が無難です。
禁煙中に気をつけること
・喫煙者に近づかない
喫煙者達は、あなたの抜け駆け(禁煙)を許してくれません!本気で禁煙宣言をしたのに、会うたびに何度もタバコを吸わせようとする人とは、少し距離を取りましょう。
職場に喫煙所がある人は、立ち入らないようにしましょう。
・飲み会に行かない
シンプルに行かないでください。
お酒が入ると気が大きくなります。特に禁煙したての場合は、同席者に喫煙者がいれば、間違いなく勧められて禁煙終了です。最低、半年間は我慢しましょう。
私が感じた禁煙メリット3選・デメリット1選
他にもたくさんありますが、トップ3は以下の通り。
メリット
- とにかくご飯が美味しくなる!
- 肌がキレイになる!
- 痰が絡まなくなる!
デメリット
- 何もありません!あるとすれば、禁煙によって味覚が正常に戻り食欲が増すので、一時的に体重が増えるぐらいです。
もう大丈夫!一本だけお化けにご用心
順調に禁煙でき、離脱症状があまり出なくなり始める1週間を過ぎた頃から、「禁煙、成功したんじゃない?」「一本くらいなら吸っても大丈夫?」途端に余裕が生まれてきます。
そんな油断しているあなたに、一本だけお化けが、あの手この手で誘惑を仕掛けてきます。絶対に誘惑に乗らないでください。
最後に
- タバコは“ニコチン依存症”
- タバコは“百害あって一利なし”
禁煙は自分の覚悟とタイミングが重要です。この方法で禁煙が成功することを願っていますが、もし禁煙中にタバコを吸ってしまっても、諦めずに再チャレンジしてください。もし自力での禁煙が難しそうなら、医療機関での禁煙も検討しましょう。
20年吸っていた私が禁煙できたのですから、あなたも絶対に成功できますよ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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