キャンプ歴4年目の我が家が、新しく選んだシュラフ(寝袋)は『AURORA SQUARE FOOT 600(ナンガオーロラスクエアフット600)』。
NANGAの代表作であるオーロラシリーズのスペックそのまま、足元をスクエア型(封筒型)にアップデートした少し異色のシュラフです。
九州の秋冬キャンプ(最低気温が0℃〜10℃あたり)での使用を想定して選んだシュラフです。商品の特徴と使用感をレビューします。
ぜひ、最後までご覧ください!
購入の経緯
2020年からキャンプを始めました。初めて購入したシュラフは、機能性とコストパフォーマンスに優れたモンベルのバロウバッグ#2。寒さに対して特に困ることはほとんどなく、快適に使用できていました。
ただ、私は寝るときには寝返りが多く、膝を立てたり・曲げたり、足を大きく広げる癖があり、マミー型のシュラフでは足の自由がきかず、どうしても寝つきが悪くなってしまうことが気になっていました。
そこで、キャンプが本格的な趣味の一つとなった今、以下の3点を満たす新しいシュラフを購入をすることにしました。
- 足元の自由度が高い封筒型
- 秋冬キャンプ(9月〜2月ごろ)で快適に眠れる保温性がある
- できれば有名ブランド
『ナンガ NANGA オーロラスクエアフット600STD』
いくつか候補がありましたが、何度も買い替えるキャンプギアではないため、妥協せず奮発して憧れの“NANGA”を購入しました。
スペック | |
⚫️生地 | 表地:40Dオーロラテックス®裏地:40D ナイロンタフタ |
⚫️内部構造 | ボックスキルト構造 |
⚫️フィルパワー | Re:CYCLE DOWN(650FP) |
⚫️ダウン量 | 600g |
⚫️サイズ | 最大長210cm×肩幅85cm |
⚫️カラー(3色) | COYOTE(コヨーテ)、KHA(カーキ)、BLK(ブラック) |
⚫️収納サイズ | φ18×32cm |
⚫️総重量 | 1,366g |
⚫️快適使用温度/下限温度 | 1℃ / -4℃ |
決め手は、良質のダウンとアフターケア(永久保証)の安心感。
ダウン量が違う600(快適使用温度 1℃/下限温度-4℃)と、800(快適使用温度 -6℃/下限温度-14℃)のどちらにするか迷いましたが、
九州の秋冬キャンプでは、これまでテント内の最低気温が0℃を大きく下回ることはほとんどなかったため、我が家のキャンプスタイルには800はオーバースペックと判断しました。
オートキャンプがメインなので荷物の積載はまったく問題はありません。キャンプ場では暑さ対策より、寒さ対策の方が簡単(着込む、カイロ、電気毛布等)だと考え、最終的に600を選択しました。
色は妻に一任、コヨーテに決定!
NANGAロゴの下のについた日本国旗マークがバチバチにカッコ良すぎる!
これだけで所有欲が満たされますね。
一部の別注品や海外縫製品にはマークはないようです。
開封レビュー
見た目、ふっくら焼けたパンみたいに膨らみます。下にWAQ(ワック)のインフレーターマット(通常幅版)を敷いていますが、すっぽりと隠れています。
肝心の寝心地は、【窮屈さを感じない】【足が自由に動かせる】この感動が一番です!
また、マミー型では寝返りを打つときにシュラフごと向きが変わりますが、封筒型ではシュラフの中で身体だけ、グルグルと自由に寝返りができるので、自宅の布団で寝ているような感覚です。
ただ、足元の窮屈さからの解放と引き換えに、空間に余白が生まれ保温性が少し低く感じました。
私は身長が低いので、足先が20cmぐらい余っています。
キャンプ場の気温に合わせて、ジッパーを全開にして掛け布団のように使ったり、足元側からジッパーを開けて足だけ外に出して寝たりできるので、とても便利です。
さらに、2つを広げて繋げると、特大の封筒型シュラフが出来上がります。
この大きな寝袋に親と一緒に寝る小さいお子さんは、きっと忘れられない楽しい思い出ができるのでしょうね。
フードは顔全体をしっかり覆うデザインで、首元には厚めのショルダーウォーマーとドローコードが付いています。これにより、外からの冷気をしっかり遮断し、シュラフ内の暖かい空気が逃げにくくなっています。
フートが小さめなので枕が入りません。枕を使用される方は小型の枕や巻いたタオルに変更するなど、少し工夫が必要です。
YKKと共同開発した特殊ファスナーを採用し、生地の噛み込みが低減され、ストレスなく使えます!
実際に使った感想
キャンプの時も、就寝時は基本裸足です。
四季見原すこやかの森キャンプ場 10月上旬/外気温6.5℃/室温14.1℃
服装:ユニクロの上下スウェット
寝具環境:インフレータマット+スクエアフット600
足元側のジッパーをヒザあたりまで開放して、暑いなと感じたら空気を入れ替えて寝ましたが、暑くて数回目が覚めました。
同じシュラフを使っている妻は、逆に足元が少し寒かったそうです。
ゴンドーシャロレー 11月上旬/外気温4.9℃/室温9.9℃
服装:ユニクロのヒートテックとユニクロの上下スウェット
寝具:インフレータマット+スクエアフット600
足元ジッパーも全部閉じ、首元のコードもを軽くしぼって就寝。
上半身は軽く汗をかくほどあったか買ったのですが、。足元に寒さ(生地の冷感)を感じたので、普通サイズのホッカイロを2個、足元に放り込んで朝までよく眠れました。
同じシュラフを使っている妻は、足元と背中が寒かった(厚手ソックス着用)ようで、もう少し寒さを感じたら、電気毛布を使うそうです。
寒さ対策ギア(インフレーターマット、電気毛布)
さすがに外気温0℃前後のキャンプでスクエアフット600の単体使用は少し厳しいかもしれませんが、インフレータブルマットレスなどでしっかりと底冷え対策をし、足元に電気毛布や湯たんぽ、ホッカイロを併用すれば問題なく快適に眠れます。
二点とも、我が家の秋冬キャンプ愛用ギアで、いざという時のために必ず持っていきます。
一点だけ、うれしくない点
とにかくシュラフを純正の袋に収納するのが大変です。
一般的に“ダウンシュラフは足側から無造作に詰め込む”と言われていますが、このシュラフは袋が小さいため、収納にかなり力が必要です。
購入後、何度か出し入れの練習をしましたが、自宅内でも額から汗が出るレベルに疲れます。
ただ、これはダウンの品質が良く、フィルパワーが高いからこそとも言えるので、欠点にはならないですかね。
荷物はコンパクトにしたいけれど、収納時に体力を消耗したくない方は、別途コンプレッションバックを準備した方がいいですね。
シュラフの保管方法
キャンプのオフシーズンで長期保管するときは、ストレージバッグ(メッシュバッグ)を使いましょう。ゆったりとした袋に風通し良く収納することで、ダウンのへたりやカビの発生を防ぐことができます。
最後に
キャンプ場で快眠できる本当にすばらしいシュラフと出会えたことで、秋冬キャンプの楽しみが増しました。大切に使いたいと思います。
今回の記事がシュラフ選びの参考になれば嬉しいです!あなたも素敵なシュラフと出会えますように。
今後もキャンプ場で実際に使用した感想なども追記していきます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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