キャンプでの楽しみは人それぞれ。
私たち夫婦は、夕方少し肌寒い季節に焚き火で暖をとり、絶景を眺めながら美味しい料理とお酒を飲むことが最高の楽しみです。
キャンプを始めたての頃は、特にこだわりはなく、スキレットを焚き火に投入してお肉や海鮮などを焼いていました。
キャンプの経験が増えてくると、より雰囲気良く、より美味しく焼き調理ができないかと考えるようになり、ホームセンターで売っている安い炭や、着火が簡単なエコエコロゴス(固形燃料)を使い始め、
そこそこ満足していたのですが、お笑い芸人の『たけだバーベキュー』さんのYouTube動画で、この【岩手切炭】を知りました。
その動画で岩手切炭の製造工程の大変さや、品質の高さ、生産者のこだわりを知り、試しに使ってみてからはその実力に驚き、今ではこの炭ばかり使っています。
とても気に入っている炭なので、今回、みなさんにご紹介します。
岩手切炭とは?
岩手切炭とは、天然のナラの木100%で作られた岩手産の国産木炭で、炭にこだわるキャンパーには有名なブランドです。
岩手切炭は農林水産省が認証する「GIマーク」を取得しています。
このマークの付いた岩手切炭は、岩手県木炭協会が責任を持って品質を担保しており、機械的に大量生産されることなく職人によって丁寧に作られています。
袋の底面に生産者が分かるように必ず明記されています。
前回、購入した袋はゴム印でした。生産者によって違うのでしょう。
『たけだバーベキュー』さんが【岩手切炭】を紹介したYouTube動画はコチラ。
岩手切炭のいい所
高火力で燃焼時間が長い
火力は申し分ありません。
網に肉を乗せた瞬間に「ジューッ!」と大きな焼ける音がして、食欲をそそられます。
中年の大人2人であれば、あまり炭を追加することなく2時間程度のバーベキューを1.0〜1.2kg程度で十分に賄えます。
煙が少なくイヤな臭いがしない
煙は少なく嫌な臭いがしません。むしろ炭特有のいい香りが食材に付くイメージです。
ほとんど爆ぜない
これまで爆跳した経験はありません。安心して使えています。
いい音がする
炭の燃焼中にそっと耳を澄ますと「チリチリッ」「カラカラッ」と、とても癒される音がします。
バーベキューが終わった後は、炭の熾火で暖を取りながら【音】も楽しめます。
大きさがある程度揃えられている
太さの違いはありますが、長さが約6cm程度に切り揃えられているので取り扱いが楽です。
火起こしする時にも安定して炭を積み上げることができます。細かく粉砕された炭はほとんど入っていません。
岩手切炭の少し気になる点
着火に少し時間がかかる
炭の中では早い方みたいですが、それでも着火には少しコツと時間がかかります。
私は炭の着火がとても苦手なので、焚き火ができる日は、焚き火の中に放り込んで着火しています。
ほったらかし火起こしに挑戦!
スウェーデンマッチ社製のマッチ付き着火剤、FIRE LIGHTERS(ファイヤーライターズ)を使って、炭のほったらかし火起こしに挑戦。
ファイヤーライターズの燃焼継続時間8分程度で、着火後は十分な火を上げながら規定時間近く燃焼し続けます。
下の写真のように、中央部に空間を開けて炭を積み、火を付けた着火剤を投入。
この日は快晴で風もなく、着火剤がゆっくりと燃焼し、数本で簡単に火起こしができました!
今回は成功しましたが、風のある日や雨天時など天候によっては、もう少し着火剤の追加投入が必要かなと思いました。その時はコスパの問題が・・・
石油系の着火剤と違って、黒い煙や灯油のような嫌なニオイもないのでおすすめです!
苦手だった炭の火起こしが楽しくなりました。気になる方はぜひ、試してみてください。
価格が少し高め
安い炭しか使ったことがない方にとっては、価格が高く感じるかもしれませんが、岩手切炭でバーベキューを経験すると、高火力・長時間燃焼で高コスパが分かるので、あまり価格が高いと感じなくなりました。
保管・持ち運びに気を使う
販売が紙袋のため、持ち運びと炭の取り出しに気を使います。
紙袋を開閉する時、内側に付着した粉炭がパフッと舞い上がるので、保管は適当な専用ケースか別袋を準備した方がいいです。
我が家では、以前ペグケースにしていたTRUSCO(トラスコ) の山型工具箱が、一回のバーベキューで必要な炭とマッチ(着火剤)がまとめて入るので使っています。
お金をかけないで、見た目にも特にこだわりがなければ、もち吉のカンカン(スチール缶)も便利ですよ。以前はこれを使っていました。
最後に
私も実際に岩手切炭を使い始めるまでは少し高い気がしましたが、一度使用して炭の品質、燃焼効率を体験すれば人気の理由が分かりました!
ぜひ、岩手切炭を使ってみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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