はじめに
2020年のコロナ渦をきっかけにキャンプデビュー。その時に数百円で買ったワークマンの牛革耐熱グローブを使ってきました。
キャンプの経験が増えると、グローブは荷物運搬時、テント設営でペグを打つ時、薪割りをする時、焚き火で薪をくべる時、調理でスキレットを持つ時など、なにかと使用頻度が高い主役級のキャンプギアであることが分かり、お気に入りのグローブに買い換えることを決意。
買い変えるにあたっては、機能面も大事、でも人となるべく被らない個性的な商品を選びたい。そんな欲張りな私が最終的に選んで購入した商品です。
- グリップスワニーG1の特徴が分かります。
- 【G-1】モデルと【WILD-1別注】モデルの違いが分かります。
- グリップスワニーのサイズ感が分かります。
ぜひ、最後までご覧ください!
グリップスワニーとは
GRIP SWANY(グリップスワニー)の歴史
グリップスワニーは、1848年にアメリカ西部開拓時代に誕生したブランドで、170年の歴史を持ちます。
1848年ゴールドラッシュで一攫千金を狙う採掘者に向けGRIPSWANYグローブが誕生しました。素手での発掘は困難を極めバッファローの革でグローブを作ったのが始まりです。私たちはそこから改良を重ね牛革(ステアハイド)を採用し手に馴染むよう設計していきました。
引用:GRIPSWANY
トレードマークの黄色
GRIPSWANYグローブ独特の黄色はスワニーイエローと呼ばれています。当時は灯りが少なくグローブを落とした時に見つけやすくする様イエローに染めるアイデアが生まれ現行モデルでも同じ色に染色しています。ワークグローブの原型ともいえるGRIPSWANYイエローカラーのグローブは世界中で膨大なコピー商品を生み出しています。
引用:GRIPSWANY
品質
グリップスワニーのグローブは、高い耐久性と快適な装着感を実現するために、様々な技術が用いられています。
耐熱
そして縫い糸にはケブラーという耐熱温度は驚きの538℃の従来の約5倍の強度を持つデュポン社の開発した繊維を使用しています。以前の縫い糸と比べ0.8%までホツレを減少することができたのだそう。
グローブ自体が耐熱仕様ではないので注意!
製品ラインナップ
アウトドアやバイクツーリング、クライミングなど、使用用途に応じた豊富な型番がラインナップされています。その中でもプロトタイプ(ベーシックモデル)と名が付くとおり、この【G-1】が最もシンプルで汎用性が高いスタンダードモデルです。
最も人気が高いモデルで、キャンプでの使用目的であれば【G-1】を選んでおけば間違いありません。
【G-1】モデルと【WILD-1別注】モデル比較
【G-1】は「アウトドア全般タイプ」となっており、風、火、雨等の条件下での使用に適したモデル。日本人の手にフィットするように裁断型も調整されており、オールシーズンを通して、ヘビーデューディーに使用できます。
【G-1】モデル | 【WILD-1別注】モデル | |
---|---|---|
素材 | アメリカ産牛皮革 ステアハイド | アメリカ産牛皮革 ステアハイド |
縫い糸 | デュポン社KEVLAR® | デュポン社KEVLAR® |
手の甲側 | ステアハイド | ステアハイド |
手の平側 | 一部バックスキン | 全面バックスキン |
サイズ展開 | S/M/L/XL | S/M/L/LL |
価格 | ¥7,700-(税込) | ¥7,700-(税込) |
素材、作りはほぼ同スペックですが、唯一、手の平側の革の使い方が違います。【WILD-1別注】モデルは、手の平側が全面バックスキンとなります。
最終的に【WILD-1別注】モデルに決めた理由
- 人気の定番モデルなので、他のキャンパーさんと被りやすいと思った。
- 主に薪割りと焚き火での薪割りや薪くべ、炭いじりの使用を想定しており、手の平側が全面バックスキンの方が、炭汚れや火による革の痛みを気にせずガンガン使えると思った。
- そもそも人気すぎて買えなかった!
- 気持ち価格が安かった。
グリップスワニーの定番【G-1】イエローは特に人気が高く、どこのショップでも売り切れであることが多いです。特にMサイズ。購入を検討されている方は、在庫があるショップと出会った時は即購入をおすすめします。
【G-1】の別注品には、ブラック、レッド、ブラウン、グリーンなど、様々な色が発売されていますので、イエローにこだわりがなく、特定の色が好きな方や、キャンプギアの色を揃えている方はそちらを購入してもいいかもしれませんね。
サイズ感・装着感
私の手は、手長18.5cm・周囲22cm。男性にしては指は細く小さい方だと思います。公式サイトに掲載されているサイズ表に照らすと、手長はSとMのちょうど中間、周囲はSサイズにも満たない大きさです。
WILD-1の実店舗で、実際に試着した感想は次の通り。
- S:バチバチにジャストサイズ!着脱はタグを引っ張りながら少し手間がかかるが、その分手との一体感が高い。
- M:着脱はスムーズだが、ゆとりがある分、作業中に指先がズレるのが気になった。細かい作業はできないと判断。
- L:大きすぎてミトン(鍋つかみ)みたい。腕を強く振るとスポッと抜け落ちるレベル。
- LL:Lで大きすぎたので試着せず。
SとMで迷いましたが、使い込むことで革が伸び、より柔らかく手に馴染むことを期待して、試着でバチバチにジャストフィットだったSサイズを購入しました。
想定する使用用途と使用場面でグローブの着脱が多い方はMサイズをおすすめします。
一つ気になる点は、【G-1】オリジナルモデルでは外側になる革面が【WILD-1別注】モデルでは内側になります。グローブ装着時に汗をかいた時、指の腹や手に平に感じるベタベタ感が不快に思うかも知れません。
保証(無料修理サービス)
通常使用でグローブの縫い糸(ケブラ)がほつれなどで切れた場合、使用年数を問わず、革が破けるまで無料で修理をしてもらえます。革の破れは不可。
無料修理には、購入時の保証書が必ず必要ですので、大事に保管しておきましょう。
メンテナンス
革を柔らかくしグローブの寿命を延ばすために、定期的にミンクオイルでメンテナンスが必要です。ミンクオイルを塗ることで、革の柔軟性や撥水性を高めることができます。
GRIPSWANYからグローブ専用ミンクオイルが発売されいていますが、入手困難です。定番コロンブスで問題ありません。塗りすぎに注意しましょう。
最後に
グリップスワニーの【G-1】モデルと【WILD-1別注】モデル比較についてレビューしました。
時間をかけて選んだこのグリップスワニーG-1【WILD-1別注】モデルは、間違いなく私の一軍キャンプギアです!自分の手の形に沿って馴染むシワや、革の色ツヤ、キズの経年変化を楽しみながら大切に育てていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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